石川氏:不動産業界は、体系化する、システム化するっていう部分が欠けているから、他の業界に比べて遅れちゃったんですよ。質を高めると言っている割には、わが身大事で、新しいことへの挑戦はしない。住所データを見せない、なんてことが起こる。住所データがオープンになったがゆえに淘汰されたら、それはそれまでの、サービスなんですよ。

友添氏:その再編が本当そこまで来ているような気がします。

石川氏:飛行機が作れたのに、飛行機が登場すると大変な事になっちゃうといって、自動車メーカーが飛行機をずっと倉庫の中に隠しておくようなもんですよ(笑)。
別に飛行機ができたって、自動車は売れるのにね。いつまでも、やったほうがいいものを隠しているなんて、人類の進化的にありえない。今はもうディベロッピングも街づくりも、部屋のつくりも全部概念が変わってきているんです。あと10年ぐらいでしょ。正しいことやらないとマーケット自体が淘汰されますからね。

友添氏:今までもエイブルさんと、CHINTAIグループはそういったパイオニアでやってきたのですから、先陣を切ってこういったことに今後もどんどんメスを入れたいですね。

石川氏:もちろん。絶対にIT化は「ブレイクスルー」というか、一瞬それを破壊するぐらいのインパクトがなきゃいけないと思う。もうどこの業界だって当たり前のことが不動産業界はできてないことだらけなのだから。見せ付けてやらないとね。

プロフィール:石川貴(いしかわ きよし)氏 1969年東京生まれ。1992年、三井住友銀行入社。その後転職し、2001年、株式会社賃貸住宅ニュース社(現:株式会社CHINTAI)へ入社。2005年6月株式会社CHINTAI代表取締役社長に就任、現在に至る。