農業塾2回目の本日は午前中座学で「土づくりの基本」について学びました。
学んだ事と気になったことを深掘りしメモとして記録したいと思います。
土づくりの基本
土って何から出来てるか知ってますか?
農業において最も重要なのは「土づくり」です。
美味しい作物を作るために重要な良い土(土壌)をつくるためには、
- 土壌の化学性
- 土壌の物理性
- 土壌の生物性
これら良い土をつくる3要素を整える事が土づくりのアプローチになり、土壌が作物を生産する能力の総体は
「地力」と呼ばれます。
地力とは
作物の生育に必要な水分や養分の供給能力を表す「土壌肥羊沃度」という用語もあるが、地力とは、より直接に耕地の作物生産力そのものを指す言葉であり「地力増進法」では「土壌の性質に由来する農地の生産力」と定義されている。
地力の構成3要素
それでは地力を構成する3要素について詳しく学びましょう。
化学性
作物への養分供給力のことであり、下記の様な内容が含まれる。
- 土壌が適切なpHであること
- 栄養分が利用可能な形態でバランスよく含まれていること
- 肥料養分を吸着できる能力(補肥力=陽イオン交換容量)が高いこと
物理性
根の育成にかかわる環境のことであり、下記の様な内容が含まれる。
- やわらかな土壌が必要な厚さで存在すること(有効土層の深さ、表土の深さ)
- 適度な水分保持力と排水性を持つこと
生物性
- 土壌生物の多様性
- 土壌微生物の活性
- 有機物の分解力
- 病害虫への耐性